東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体 支援活動報告
東日本大震災被災地への リハビリテーション支援を目的に錦海リハビリテーション病院のスタッフが、7月から9月にかけて福島県猪苗代町 リステル猪苗代(双葉町二次避難所)に3チームに分かれて滞在しました。
・第1陣(7月11日~19日)
角田賢副院長、兼田健一(PT)、川上紘司(OT)
*角田副院長は7月11日~13日までの3日間
・第2陣(7月18日~26日)
井後雅之院長、養和病院との混成チーム
* 井後院長は7月20日~22日までの3日間
・第3陣(8月29日~9月5日)
角田賢副院長、北山朋宏(OT)、原大樹(PT)
*角田副院長は8月28日~29日までの2日間(28日は養和病院との混成チーム)
(活動内容)
9:00 業務調整と朝のミーティング 13:00~15:00 個別支援
10:00~10:45 健康体操 15:30~17:30 記録及びカンファレンス
11:00~12:00 個別支援 17:30 活動終了
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リハビリテーション支援活動に参加して・・・ |
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井後雅之 院長
リステル猪苗代に二次避難されている福島県双葉町の人々に対し、7月20から22日の間、リハ支援活動に参加し既に活動中の養和病院の石丸PT・山本OTさん等と協力してリハ実施中、または適応と思われる方のメディカルチェック、リハ的指導、健康体操実施、情報交換などを行いました。
変形性膝関節症や慢性腰痛症(脊柱管狭窄症疑、円背等)などの整形外科的病態が多くみられましたが、合併症を有する糖尿病、慢性呼吸機能障害、認知症など複合的な問題を有するケースもありました。今後の生活への不安、何もすることがない、話し相手が少ない、環境的な制約など多くのストレスのため廃用症候群の発症、進行が危惧される方が多く、仮設住宅入居までに廃用に至るのを避けるためにもリハの関与は必要かつ有効と思われました。
角田賢 副院長
東日本大震災から4ヶ月目の7月11日から3日間、福島に支援に入りました。震災、津波、そして原発事故によって故郷に帰ることを禁じられた双葉町の避難者の方々に対してどれだけのことを我々がサポートできるのか大きな不安がありましたが、まずは行こうというのが正直な気持ちでした。
実感したのはその場限りではない継続したサポート体制の重要性です。将来への展望も希望も不透明な状況にある人々を支え続ける小さな力であり続けたいと実感した3日間でした。
川上紘司 リハビリテーション技術部 作業療法士
今回、平成23年7月11日~19日までの9日間、福島県の猪苗代へリハ支援で行かせて頂きました。リハ支援を行う上で、ホテルという環境下な為、手すりの設置といった環境の変更や福祉用具の導入は困難であり、リハを進めていくに当たり、役場の方や保健師の方々との連携が重要と感じました。また連携を通して、地域へ介入していくことの重要性も感じ、普段の業務では経験できないチームアプローチを学びました。現地では、未だ大変な状況下で生活をしておられる方がたくさんおられます。
兼田健一 リハビリテーション技術部 理学療法士
東日本大震災リハ支援関連10団体におけるリハ支援を福島県で9日間行いました。朝の集団体操や30分程度の個別リハを提供し、関節痛の緩和や、日常生活動作の改善を図ることを中心に実施してきました。当院で行っているようなリハビリに加え、震災による心の傷や今後の生活についての悩みなどに傾聴しながら、身体と心のケアに取り組みました。9日間と短い期間でしたが、この支援を通じて理学療法士としてだけでなく、人として成長できた経験であったと思います。
北山朋宏 リハビリテーション技術部係長 作業療法士
東日本大震災の影響で、双葉町民の一部が生活していた「リステル猪苗代」は、被災地としての期限が9月30日まででした。今回は仮設住宅等へ引越し、新たな生活を獲得させることが主な支援活動でした。
しかし情報不足によりそれぞれの立場が受身になっている大変な状況でした。リハビリ支援として何ができるのかを考えたとき、「情報の共有」の重要性を強く感じ、対象となる住民の移動能力を基に新たな生活を想定した話し合いの場を持つよう心掛けました。それらは大変有意義な活動であったと感じました。
直接的な支援は今回で終了となりますが、支援はまだまだ必要な状況です。今後は自分に出来る支援を考え、続けていきたいと思います。
原大樹 リハビリテーション技術部 理学療法士
平成23年8月29日から9月5日の8日間に渡り,福島県双葉郡双葉町の町民が避難しているリステル猪苗代でのリハ支援活動に参加しました.避難所としての開放は9月末で終了となるため,被災者はそれまでに全員転居しなければならない状況でした.そのため,我々より前に派遣された方々が行ってきた集団や個別でのリハビリ支援に加え,検討中の転居先の環境面に関する相談に乗ったり,実際に仮設住宅を訪問して既に入居している被災者に対して集団体操を指導するという新たな取り組みも行いました.被災者の健康づくりやコミュニティの形成に携わり,喜んで頂くことの出来た充実した8日間でした。
![]() 毎朝実施した健康体操の風景
![]() 最後にメッセージ付きの鶴を折ってきました
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