社団福祉公人こうほうえん

法人本部事務局 0859-24-3111

関根 優 さん

保育士
岩淵保育園
2006年入職

子ども好きだけでは成り立たない。保育士としてその成長を守り、手助けしていきたい。

小さい頃から、自分より年下の子の面倒を見ることが好きだったことが、保育の道へ進むきっかけとなりました。高校卒業後、当時はまだ男性の保育士は少なく、いったんはもう一つの夢だった調理師への道を歩んでいたのですが、やはり保育士の世界に惹かれ、保育の専門学校を卒業。その後こうほうえんに入職しました。
いざ保育士として働きだすと、「ただ子どもが好きなだけではダメだな」ということに気が付きました。子どもと一緒に遊ぶ、楽しく話すだけではない保育士としての役割―それは、子どもが抱えている悩みや、感じている不安を解消してあげながら、成長の手助けをしていくこと。保育士として、子どもが好きという以上に、子どもの成長に合わせて援助し見守る存在であることが重要になってきます。現場で働くようになり、それを実行することの難しさを痛感すると同時に、やりがいも感じるようになりました。

こうほうえんで働いていると、園の中や外にも仲間が大勢いることにすごく助けられているという実感があります。複合的に施設を運営しているので、研修でほかの保育園を訪れることもあります。同じ理念の下でも、特色のある保育を展開していることを知ると、勉強になることも多いです。また、園の仲間にアドバイスをもらうこともあり、自分が仕事を離れていても仲間に支えられているという安心感がある環境の中で、のびのびと仕事をさせてもらっています。
この保育園に来て、園長自身、子どもや保護者に寄り添って対話をしながら、ニーズに応えていくということに取り組んでいる姿を見て、感銘を受けました。「自分もこんな保育士になりたい」と強く思うような、目指すべき姿がそばにあることで、私自身勉強になります。自分も子どもや保護者に寄り添って子どもの育ちを見守り、家庭の手助けになるような仕事をしていこうと気持ちを新たにすることができました。