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海外研修報告(米国:クリーブランド)

 

当院の職員(医師、言語聴覚士各1名)が法人研修制度の一環として、海外研修に参加してきました。

 

 この度、こうほうえんの職員教育システムの一環として、平成23年9月29日より10月8日の10日間アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドにあるMetroHelth Hospitalでの海外研修に参加させて頂きました。同院はクリーブランド市内においてCleveland Clinic , University Hospitalの二大病院に次ぐ規模の病院であり、約400床の急性期総合病院です。その中のリハビリテーション部門で、脳損傷リハ病棟および整形リハ病棟において実際の医師の診療やセラピストの訓練、看護師やソーシャルワーカーなど多職種の参加する病棟カンファレンスの様子を見学しました。病棟の対象患者は整形疾患の術前術後、また脳血管障害や頭部外傷の急性期〜亜急性期の患者で、入院期間は3〜6週間と短期間にも関わらず在宅復帰率は7割超とのことで驚きましたが、意識障害が遷延したり呼吸器からの離脱困難など重症の患者は同院リハビリ病棟の対象にはなっていないとのことです。活発な院内カンファレンスは患者ごとに週一回の定期的に開催され、病状、リハビリの状況、ゴール設定と期日など、スタッフの認識の統一が図られていました。

 米国のリハ医や研修医、セラピストの診療を見学し、また、彼らに日本の現状を英語で説明して質問へ回答していく中で、例え言葉や制度が違っていても、リハビリに携わる職種として、同じ目的を持つもの同志の共感を持つことができ、 日本のリハビリ医療について改めて考える機会があり貴重な体験でした。

 このような機会を持たせてくださったすべての方に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

医師 片寄道子

 

  

 当法人の教育システムの一環にあたる海外研修(第2回)への参加機会を頂きました。

今回の研修先は急性期を対象とした歴史ある大きな病院でした。
 この病院では、入院と外来の方のリハビリを行っており、入院の方へは当院と同様に包括的なリハビリを365日3時間提供していました。
 言葉や飲み込みの問題等を抱える方にリハビリを提供する言語聴覚士ももちろんおり、中には日本では医師が操作する検査を行うことが出来る専門技術を備えた言語聴覚士もいました。その一方で日本では言語聴覚士が行える分野が、他の職種の専門分野になっているなど、同じ職種名であっても日本と米国で異なる部分もありました。
研修を通して学んだ多くのことの1つに、米国は入院期間が非常に短いのですが、その限られる期間の中で、日常生活へ復帰するのに必要なことを考えた上での明確な目標設定とその期間を明示し結果を出すといったプロ意識の高さが挙げられます。さらに専門分野以外の,例えば事務的処理などは、最小限の時間で行えるような環境下にあるのも印象的でした。
今回のように、他国のリハビリ事情を現地で学ぶという貴重な経験をするにあたり、そのような場を作って下さった法人ならびに協力して下さった皆様、また病院不在時の業務をフォローしてくれたスタッフに感謝致します。今回学んだことを当院でのリハビリに活かし、また地域に還元できればと思います。ありがとうございました。

 

言語聴覚士 伊藤美晴

 

 

 

病院のロビー
 吹き抜けで明るくホテルのロビーを思わせる作りでした。
 
使える物はどんどん利用する
このリハビリではiPadが、上手く言葉が出てこない方の「声」
 の代わりになっていました(買い物の場面にて)

 
 
 
    片寄医師(右から2人目)と伊藤療法士(左から1人目)